去年の年末は、父が突然暴れて警察を呼んだりして、激しく大変な年末でした。
いきなり怒鳴りはじめて、わたしに突進してきたのでほんとにビックリしました。
「認知症の薬が脳を活性化して暴力的になることもあるから
そうなったらすぐに服用を中止してください」
と医師から言われていたのですが、それにしてもいきなり暴力的になりすぎだろっ!
いやいや、お薬効き過ぎじゃない????悪い方に・・・(ToT)
脳が活性化って、脳の認知能力は格段に、しかも急激に悪化しましたけどね。
なんなのこのお薬!もう絶対に飲ませたくないっっっ!!!
よりによって母が大学病院に行く日の朝に暴れるなんて!!!
その日の朝、母を連れて大学病院に行こうとしたときに
愛犬が私にくっついて廊下に出てきてしまったので(置いていかれるのが分かってるし、父といるのが怖かったのかも。愛犬には本当に悪いことをしました)
「○○ちゃん(愛犬の名前)、今日はお留守番だからいいこにしててねー」
って、私が部屋に戻そうとすると
「お前の犬なんだから、お前がつれて行けーっっっ!!!!!」
みたいなことを怒鳴り散らしながら、父が私に向かって突進してきたんです!!!
咄嗟のことすぎて、避けきれず左ほほを打たれて、そのまま壁に左肩を打ち付けました。
もみ合いになりましたが、愛犬になにかあってはいけないし
廊下は板場なのでここに父を引き倒したらケガをするかもしれないので
取っ組み合いのまま居間まで引きずり、そこでまた取っ組み合いのまま怒鳴り合いながら、カーペットの方に倒しました。
いやー、80近いのにすんごい力なんですよね。
母だったら抵抗できなかったと思います。
私でよかったわ。
で、もう慌てて母が警察に通報して警察が来てくれた次第です。
2台に分かれて3人で来てくれて、事情徴収になりました。
やっぱり父は支離滅裂というか妄言の極みで、『私が孫の手で殴ってきたから応戦した』と警察には言っていたそうです。
なんかもう、よくもまぁそこまで嘘を吐き散らかせるなと逆に感動しました。
どこからそのストーリーはやってくるんだろうか・・・。
警察の人から「お父さんを一人にしてはいけないよ、病院に連れて行けるかな?」と言われたので、急遽連れて行くことになりました。
大学病院になんとかたどり着いて、妹と合流したのですが、妹には終始
『母が孫の手でいつも殴る』
と訴えていたそうです。
私から母になってる・・・。
とにかく私と母から暴力を振るわれていると周りに吹聴しているようです。
怖くないですか???ホントに怖いです。
これだけお世話しているのに、どうやったら暴力ふるわれてるとかになるワケ??
それにしても、こんな長閑極まりない田舎で警察が来たら
そりゃあご近所さんも気になりますよね。
なので、母と相談して親しいご近所さんに説明に行くことにしました。
でも、親しいご近所さんは全然ご存じなく(サイレンはならさずに来てくれたので)
下世話な人が聞き付けて、夕方散歩に出掛けていた父に向かって
「今朝警察来てたけどどうしたの?」
って聞いてきたらしいんです。
だけど、父は午前中に警察が来たことなんてすっかり忘れているため
「それ、どこの家の話?うちじゃないよ」
と答えたそうです。
父の認知症がはじめていい方に働いた瞬間です(笑)
で、ご近所さんには「お騒がせしました」って、母が謝りに行ったら
「え?全然知らなかった」って言われたので、経緯を説明すると
『父とは挨拶したり話したりするけど、認知症だなんて全然分からなかった』
とのことでした。そっか・・・やっぱりそういうものなんだなあ・・・。
そして、そのご近所さんが色々力を貸してくれて
なんと警察を呼んだ翌日にケアマネさん2人と包括支援センターのかたと施設の方がきてくれたんです!!
お願いしようかなと思っていた施設の方とは違っていたのですが、多分急遽動ける方がきてくださったのだと思います。
で、2時間くらいお話して契約もして「みなし」としてショートステイで5日間だけ受け入れてもらえることになりました。
ただ、母の入院の当日に父の入所も同時に行うのでほんとに大変でした。
母の入院と父のショートステイ入所の準備をこの年末年始でやらないといけなくなりましたので。
パジャマや下着を買い出しに行き、全ての持ち物に名前を書いていくのです。
これが結構大変でした。油性ペン大活躍!
でも黒い服とか靴下に名前が書けなくて困りました・・・。
これからも施設にお世話になるなら衣服に名前を書くのは必須になりますね。
がんばります。
ただ暴れたりすると施設を追い出されるようなのでそれだけがとても心配でした。
なにせ、家では暴れたので・・・。
ちなみに警察を呼んだ日から、暴力的になるお薬は飲むのを止めました。
あ~あ・・・。
うちの父はまさにこれだったようです。ホントにビックリしたなあ・・・(ToT)