事務員時代

事務員はいつまで続けられるのか?無事に定年退職を迎えることはできるのか??社会人になってからはずっと事務員として働く私の日常です

おしんチャレンジ ーお加代様に捧ぐー

www4.nhk.or.jp

 

母と一緒に「おしん」見ています。

世間では #おしんチャレンジ なる言葉も生まれて、『おしん』ブーム再来ですね!

(すくなくとも私の中で、今一番アツいドラマは『おしん』なのです)

もう、どの時代を切り取っても、涙無しには見れず、いつも心を揺さぶられまくりなのです。

それは、またおいおい書いていきたいのですが・・・。

 

 

大事件が起きてしまいました。

私の中で、いろいろと思うことがありすぎて、うまく表現できないけどこの今の思いを書いておきたいです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おしんの親友(あえて、親友と呼ばせていただきます)のお加代さまが壮絶な死を迎えてしまいました。

 

あまりの急展開に全く心がついていけず、

 

「えっ?あのお加代様がっ??

 えっ??だってだって、ちょっと前におしん宛てに“妊娠9ヶ月だよ”ってお手紙くれたじゃない?!!そのあとも、赤ちゃんかわいいよ~!ってお手紙くれてたじゃない?」

 

と脳内で絶叫。どうしてこんなことにっっ!!!

 

おしんからお加代さま宛に出した手紙が戻ってきたときに・・・「!!??」とは思いましたが、ここまでの急展開になるとは思いもよりませんでした。

 

加賀屋がつぶれた後のお加代様の行方を手を尽くして調べてくれたコウタさん。

そして、おしんに教えてくれた今のお加代様の住所地に顔をゆがめる夫、竜三さん。

(竜三さんにもいろいろ思うことがあるので、また別の機会に!)

そこは関東大震災前はすごく良くない地域だったとのこと。

だけど、居ても立っても居られず、駆けつけるおしん!!

 

用心棒的に健さんと一緒に行っていて、本当に良かったです。

そこは壮絶な場所でした。

そして、そこには見るも無残なお加代さまのお姿が・・・。

あんなに大店のお嬢様だったのに・・・。

どうしたらここまでこんなになるの??どうしてっ?

そんなこと起きるのっ?

 

聞けば大旦那さまは心臓をやられてお亡くなりになり、おみの様(お母様)も病気で亡くなったと。

そして、お金が無くて2人を埋葬してあげることも出来ず、借金のカタに男の客をとる小さい部屋の物置の中に2人の骨壺がっっ!!!!

 

「スパンっ!!!」

 

とお加代様が勢いよく押し入れを開けたときの、おしんと私(そして全国のおしんを見ている皆様)の衝撃といったら・・・!!!

 

軽く、佐賀編を凌駕していったのではないでしょうか?

 

お父様とお母様の眠る部屋で、毎晩毎晩(もしかしたら昼間も・・・?)お客をとらされていたお加代様・・・。

おみの様の病気の入院費用が嵩んで借金をしてしまったそうです。

 

こんな生き地獄・・・少なくとも今までの朝ドラでは見たことありませんでした。

(『カーネーション』で友人(ライバル)役の栗山千明がパンパンになっていたというのは、かなりの衝撃でしたが・・・あの人もお嬢様役でしたねえ・・・) 

悲しいとか気の毒とか、そういうひとつの感情では言い表せない衝撃です。

あまりにもあまりな展開に、息をするのも苦しい。

 

そりゃあお加代様も正気ではいられず、酒も浴びるように呑んでしまうでしょう・・・。

 

そして、お加代様の顔色が悪かったからと、翌日おしんが手料理いっぱいつくってお加代様の元を訪ねたら・・・

 

お加代さま、亡くなっていたんです!!!

うそでしょ??

急展開過ぎる!!!息をするのも苦しい・・・。

 

そして、「ここなら大丈夫だ」と、ご両親の骨壺におしんへのお手紙とコウタさんからのお金を隠していたお加代様。

 

手紙はもう・・・なんかもう、

 

そうか、そうかお加代様・・・。

そうだよね。いっそ、そのほうが楽になれたんだもんね、お加代様は・・・

と、そう思わずには居られなかったです。

 

骨壺3つが並んだ長谷川美容室の様子も壮絶でしたし、

あと、特筆すべきはおしんの髪結いのお師匠さん(長谷川美容室)のお人柄の素晴らしさです。

(佐賀の夫の実家から逃げ出してきたときも、本当におしんによくしてくれたんです。私、お師匠さんが大好きです!!!

余談ですが、おしんにここまで尽くしてくれたんだから、独り身のお師匠さんの最期はおしんに看取って欲しいというのは私のワガママなのでしょうか・・・)

 

ナレーションで「背中に希望(お加代さまの子供)をおぶって、骨壺3つ抱えて伊勢に帰った」ってありましたけど、そんなことが可能・・・。可能ですかね?1人で・・・。

いえ、おしんならきっとやり遂げたのでしょう・・・。

 

物理的な重さもそうだけど、それより精神的に負うものの重さ・・・。

 

 

自分がおしんだったら、いろんなことが起こったとき、全然立ち直れないし、その後もがんばれないし、おしんのやさぐれた兄・庄治のように、ただ世の中を恨むだけの人になっていたと思います。

 

もう、これ以上辛いことが起きませんように・・・と思うたびに、

それより辛いことがどんどん起きていくんです。

どこまでおしんを辛い目に遭わすんだ・・・。

 

でも、これから戦争の影が忍び寄ってきます。

ああ、第2次世界大戦が始まってしまう・・・。

おしん、応援して見守ることしか出来ないけど、おしんはすごいドラマです。

なんだったら大河ドラマでリメイクしてほしいけど・・・だれも田中裕子のように演じることはできないのだろうな・・・。

 

お加代様・・・。

「めし加賀屋」でおしんとお加代様とコウタさんと3人で楽しそうに話してるシーンとか、なんだかスキだったな・・・。青春!って感じでした。

そう言えば、あのとき「3人で会うことはもう無かった・・・」とかナレーションが入っていたような・・・。

こんな展開の予兆だったんだよね・・・。

 

※とにかくおしんのナレーションは、すごく重要なことをさらっと言ってしまうのです。

聞き逃し注意!!!

 

お加代様、ほんとに寂しいです。ご冥福をお祈りします。