私の記録として、手術前日に受けた説明をメモしておきます。
医療の事、っていうか肝臓のこともなにも知らない素人が聞いてメモしたことですので
間違いが多いかもしれませんが、記録として残しておきたいので。
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母は核医学検査で、肝臓を半分は切っても耐えられると診断された。
(もともと腫瘍のせいで左半分は機能していなかったとのこと)
門脈に入り込んだ腫瘍も今は手術で切り取れそうなくらい縮小している。
腫瘍マーカーも今は正常値
〈手術内容〉
①拡大左葉切除
②門脈合併切除
③胆管切除(場合によっては)
7~8時間の予定
中間静脈
(上記から引用した図です)
肝臓は右葉と左葉に分かれている
中間静脈で切るのを左葉切除という(本来は中間静脈は残す)
今回はそれよりももう少し多く切るので「拡大」左葉切除
〈リスク〉
肝不全 命を落とすこともある
胆汁漏 切ったところから胆汁が漏れる
しっかり結んで出ないようにする
肺炎 寝てばかりいると肺の後ろ側が潰れて
そこに痰がたまって肺炎のリスクに繋がる
胆汁は消化液なので、周囲に炎症をおこす
腸内細菌もある 腹腔内膿瘍
そのためにドレーンをする
ドレーンは抜かずにしばらく付けておく
おそらく1週間くらいで、液が溜まらなくなってくれば抜く
→長引けば、ドレーンのチューブ交換をすることもある
手術後 半年くらいで 流れが悪くなり腸閉塞になることもある
そのときは入院して絶食して治療する
肺炎にならないためには、もたれずに座る・寝転ばない・よく歩く
〈ダメなこと〉
重いものをもつ
腹筋などの筋トレ
脱腸になることがある 筋肉を切っているのでその切れ間がくっつかない間に腸がそこにはいりこんでしまう
病理で診断して
死んだ細胞(かさぶた)なのか、生きたがん細胞なのか確認
→判断後、今後の治療方針を決める
腹膜播種、リンパ節転等、手術不能で閉じる可能性もゼロではない。
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やはり、リスクを聞くのは怖くて辛かったです・・・。
手術不能で閉じることもあると聞いて、手術開始から1~2時間くらいは
そわそわしっぱなしでした。
呼ばれたらどうしよう、呼ばれたらどうしよう・・・
ってずっと思っていました。
輸血のリスクについても言われました。
母は今回は輸血しなくて済みました。
(最近輸血の記事を新聞で読んだばかりだったので、胃痛が酷くなりました(^_^;
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結果として、7時間ちょっとで手術は無事に終了しました。
③の手術はしなくて済んだそうです。
手術室から出てきて私と対面して発したひと言は
「肩が痛い」
でした(笑
私の返事は
「え~~?どして~~~???」
でした(笑
手術室からICUに運ばれるときに、看護師さんが6人で母を囲んで搬送していて
後から医学生かな?って感じの2人が付き添っていました。
私は何も言われないので、どうしたらいいのか分からず伴走していたら
ICUの扉がウイーンと開いて、それでも誰も何も言わないから一緒に伴走していたら
一番ベテランの看護師さんっぽい人がようやく私の存在に気が付いてくれて
「娘さぁ~ん!」
って私に声かけてくれて、
「言ってなかったですね!ここは入れないので待合室のソファーにすわっててください!後で誰か行きますので!」
ってやっと教えてもらえました。ふ~。
その前に、医師から切除した部分を見せてもらって説明を受けていました。
母の内臓をはじめて見ました。
(ってゆーか、家族の内臓を初めて見た!・・・いや、人の内臓を初めてみた!!!)
祖母の切除した部分は妹が見たりしていました。
で、妹は甥っ子と愛犬と自宅で待機していて、切除した部分の確認には間に合わず
「みたい?」って聞いたら「見たい!」と言われてたので
説明時に先生に
「あのう。。。写真撮ってもいいですか?」
って聞くと
「あっ、イイですよ~。ご家族ですから」
って言って下さったので撮影しました。
母の切り取られた肝臓と胆嚢を目の前にして、キンチョーしてちょっと手も震えて
写真を撮ろうとしたのに、動画撮影になってしまいました。
先生が撮りやすいように並べてくれたりして、無事!撮影はできました。
「あのう、こんな風に撮る人っていますか・・・?」
って聞くと、「たまにいらっしゃいます」とのこと。
先生、ありがとうございました!
また、母の現状について、記録しておきたいと思います。
今週末退院予定だったけど、それはダメでした・・・(ToT)
でも、元気に退院して欲しいので、寂しいけど頑張って待ちます。
今週末はひとりで愛犬をトリミングに連れて行く予定です。
・・・ドキドキ!!
頑張るぞ~!!!